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のEROが中々出来ないので、小ネタ投下でございます。久しぶりの文章投下。
今回はちょっといつもと趣を変えてます。CP話ではありません

とある方とのメールでですね「夜天の書」の初代、つまり「夜天の書」を創った人は、一体どんな人だったのだろうとお話を致しまして。
ちょっと書いて見ました。場面は、初代とリインフォース?の初めて出会いです。アインスの目覚め。

この初代はつまりオリキャラになります。でもってアインスとめっちゃ喋ってますんで、そういうのが嫌いな方は回れ右お願いします。
登場人物を表記すると  初代(オリキャラ)アインス  って感じですね。
オリキャラの詳しい事はあとがきにて。


では、続きからどうぞ!











 それは、遠い遠い、遥か昔の記憶の断片。









***






 『―――ああ、起きた? おはようさん』


 目を覚まして、射し込んだ光の眩しさに瞳を細めていると、聴こえてきたその声。
 ぱちぱちと瞬きをして、その声の元を探ろうと視線を巡らせれば、陽光に照らされ美しく光り輝いている、長い漆黒の髪が視界の隅で揺れた。
 綺麗だな…と、それをぼんやりと眺めていると、近付いて来た黒。整った顔立ちをした、女性だ。私を見下ろしている。どうやら私は今、仰向けになっているらしい。背中の感触からすると、これは寝台に寝かされているのだろうか。
 …寝台? 思わず納得し掛けたが、ふと疑問が浮かぶ。何故、これが"寝台"という物だと、私は解ったのだろうか。
 だって、ついさっき、私は目覚めたばかりなのに。
 寝台だけじゃない。その他も、どうして私は知らない筈の知識を、知っている?


 『んー? どうしたー? そんな小難しい顔して』


 くすくすと可笑しそうに笑い、彼女は身を屈めて私の顔を覗き込む。まだ上手く動かない唇を懸命に動かして、私はそれを問うた。すると彼女は『ああ、それなら簡単な事や』と言った。


 『知らない筈の知識が貴女に定着してるのはね、そうなるよう構築したから。まぁ、こういう言い方はあんまり好きじゃないんだけど…。わたしは出来れば貴女を、貴女達を家族と思いたいし…―――って生まれたての貴女にいきなりこんなややこしい話してもしょうがないか』


 きょとんとしているのに気付いたのだろうか、彼女は苦笑して私の頭をくしゃくしゃと撫でた。とりあえず、知識があるのは、そうなるように事前にプログラムしたかららしい。それは理解した。後半は何を言っているのか解らなかったが…まぁ、私の頭を撫でる手は"温かくて気持ちよかった"。目を細める。


 『…構築したという事は』
 『うん』
 『私は、貴女に創られたという事で、宜しいですか?』
 『そうなる』
 『では…』


 じぃっと、その黒曜の瞳を見つめる。話しているうちに寝惚けに近い感覚が段々と冴えてきた。この黒髪黒目の彼女は、私を創った人だという。なるほど、この身の内に宿る力の波動が、ひどく似通っている。というか、まったく同じだ。彼女の言っている事は真実だろう。
 ならば。よろりと、寝台から何とか起き上がる。目覚めたばかりの身体は関節が強張っていて、上手く扱えない。けれども構わず、私は上体を起こして彼女に―――いや、我が創始者に向き直った。
 それから、頭を下げる。臣下の礼。そうやって構築された知識を元に行動を起こすと、彼女はしばらく呆気にとられた様に沈黙して、漸う口を開いた。


 『………あの、さ。一応聞くけど、何してるの?』
 『貴女は私の制作者。言わば君主のようなものです。そして私はその臣下。なので頭を下げるのは当然の行動だと思いますが』
 『………はぁ…。うん、ごめん。前言撤回する』
 『?』
 『後でも良いと思ったけれど、今教えとかないと貴女は下手したら一生わたしにその態度のままかもしれないしね』


 ため息。それから、困惑する私に頭を上げる様に言う。おずおずと頭を上げて、上目遣いに見れば、にこりと微笑んだあと急に拳骨で額をコツンとやられた。


 『…痛いです』
 『痛くしてんだから当たり前。アンタが馬鹿抜かすからよ。さっきもちらっと言ったけれど、わたしは貴女をただの臣下として見るつもりは一切無い。家族として、接したいの。解る?』
 『…何となくは。ですが、それは』
 『あーはいはい。異論は認めません。とにかく、今日からアンタはわたしの家族だから。宜しく!』


 そう言って、有無を言わさず私を家族として受け入れると勝手に決めた彼女。けれども強引なその手段に似合わず、瞳にはとても温かい光が宿っていて。
 だからだろうか。私の不満の声がこんな質問に変わってしまったのは。


 『…では、私は貴女の事をなんとお呼びすればいいのでしょうか』
 『そんなの適当でいい。好きなように呼んでや』
 『―――では…"主"と』


 真っ先に浮かんできたその呼称。
 いざ口に出してみると、これ以上の呼び名は無いような気がして、やけに口にしんなりと馴染んだ事に少し驚く。


 『また、堅苦しい呼び方やな。家族やねんから、別に名前で呼んでくれて構わへんで?』
 『いえ。先程のような態度はもう取らないと誓いますが、呼び方は流石に』
 『そうか?』
 『はい』


 こくりと頷くと、彼女はまた『そうか』と呟いて、呼称についてそれ以上何も言わなくなった。
 ただ。
 目覚めた最初に飛び込んできた日の光のように眩しい笑顔を浮かべて、我が創始者は愛おしい者を見るように目を細め、私を見てきて。
 何だかその視線が、嬉しくて。けれどもくすぐったくてしょうがなくて、思わず目を逸らした。
 すると、くしゃりと頭を撫でられる。されるがままに撫でられて、最後にぽんぽんと二度頭を優しく叩かれ、温かい手が離れた。


 『さて。そんじゃあ、そろそろ他の家族も目覚めてるころや。迎えに行こうか?』


 差し出された手。その手を取り、私は寝台から立ち上がる。
 そうして、いつかきっと訪れる最期の時まで口にし続ける事になるであろうそれを、呼んだ。


 『はい。我が主』















初代はですね、本文にもある通り、黒目黒髪でございます。だから「夜天の主」なんて呼ばれたのかなぁ、と。
で、話し方からも分かりますと思いますが、設定的に言えばはやてさんは初代の生まれ変わりです。
その方が面白いかなぁと、その方とも話してましてね。
まぁ、まだ何となく書いてみたって感じなので、そんなに細かい設定まで決まってないんですが。とりあえずはここまで。

次こそはサブ2CPを投下するぞー!
…でも何かこのまま行くとただやってるだけになりそうな予感(笑


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2010.10.26 / Top↑
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