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おはようございます。
これ予約投稿なんで青夜は多分この時間ぐーすか寝てると思われます(笑


それでは、ひっっっっさしぶり過ぎて色んなもんが変わってるような気がするssが完成しましたので投下致します。

予告通り甘くないよ。ていうか甘いって何だっけ?
スバティアだけどメインはナカジマ姉妹の会話ですよー。
主要人物はスバルノーヴェ、ちょこっとティアナ
久しぶりなのに多分私のssじゃあ初登場のノーヴェが出てくるというね。
しかも視点は常にノーヴェです

何かあんまりにも文章が浮かんでこないからVivid見ながら書いたらこうなったw

んで、タイトルにNoina Titleさんの85番目のお題を使わせて頂きました。


では、青夜の復帰一発目のss、こんな感じですけど「読んでやんよ!」ってお方は続きからどうぞ!











<寒の下>








「ん? ……ああ、どうりで冷え込む訳だ」


 スバルと二人、仕事帰り。
 珍しくまとまった休日が取れたスバル。久しぶりに家族が揃うこの日、一緒にナカジマ家への家路に着いていると、不意に頬に触れた冷たい感触。
 上を見上げれば、曇天からはらはらと白い欠片達が降ってくる。
 その正体は雪。
 もう三月も半ば過ぎたって云うのに、最近の気候はホント変だ。


「この前も降ったよね? 結構積もったからヴィヴィオ達と雪だるま作ったっけ」
「ああ、そうだったな」


 スバルの言葉に数週間前の事を思い出す。
 あの時は確か、あたしとスバルとセイン、それになのはさんが非番で、丁度学校も休みだったヴィヴィオ・リオ・コロナ・アインハルトで、積もった雪で遊んだんだっけな。
 最初はスバルが言ったように雪だるまとか作って普通に遊んでたんだけど……確かアレだっけな。雪だるま作りに早々に飽きたセインが雪玉を作って、それをスバルに投げて。んでそれが見事に顔面に命中。「やったなー?」とスバルが応戦して投げた雪玉が何故か雪だるま制作中だったリオの後頭部に一直線に飛んでいって。リオがスバル同様に応戦して、投げた玉が次にヴィヴィオに当たって……以下ループ。
 気付いたら雪だるま作りが雪合戦になっていた。まぁ、結構白熱して面白かったから良いんだけどな。

 ただ、最後の方でちょっとした事故が起こった。皆が雪合戦してるのをにこにこと楽しそうに観戦していたなのはさんに、セインの阿呆が作った巨大雪玉が命中してしまったのだ。
 一瞬で静まり返る皆。なのはさんは顔に命中して仰け反ったその姿勢を数秒保った後、ゆらりと座っていたベンチから立ち上がる。
 なのはさんの顔からぼとりと落ちる、巨大雪玉の成れの果て。
 そして、何時の間に作ったのかその左手に雪玉を掲げて、現れたるは実に素敵な良い笑顔。


『私も、雪合戦参加していいかな? 私 対 他の皆とかで』


 赤くなっている鼻周り。多分そこに巨大雪玉がモロに命中したんだろう。たかが雪、されど雪。流石にアレだけ大きかったらそれなりに強度もあった様子。今思えばなのはさんのその蒼空は若干潤んでいたような気がしないでもない。エースだろうが何だろうが痛いものは痛いのです。
 後はまぁ……想像に任せる。とりあえず結果としてはなのはさんひとりに全員敗北した。それはもう見事に負けた。セインはともかくなんであたしらまで。とばっちりも甚だしい。


「はやてさんが昔なのはさんは運動が苦手だったって言ってたけど……絶対嘘だと思う」


 うん、あたしも同感だ。あんなほとんどの皆を一発で仕留め、ゲフン、雪玉命中させた人が昔運動苦手だったとかありえねー。
 ちなみにちびーず達は一発でダウン。そして頑張ったけどあたしらは十発ぐらいで落とされた。
 その際セインの方に比較的雪玉が多く投げられていたのは気のせいじゃないと思う。いい気味だと思ったのはここだけの秘密。
 

「まぁ、大変だったけど楽しかったよね」
「うん」


 全員でお風呂に入った後に飲んだ、なのはさん特製のキャラメルミルク(暴走に対してのお詫び)は最高でした。


「これも積もるかなぁ。そしたら今度はかまくら作ってみたいね」


 曇天を仰ぎながらてくてくと歩道を歩くスバル。ちゃんと前見ないと危ないぞ。


「ばっか。あれ作るの結構大変なんだぞ? ヴィヴィオ達じゃ、とてもじゃないけど無理だろ」
「ちっさいのは?」
「それだったら多分……出来ると思う。まぁ、まず積もらないと話にならないんだけどな」
「あはは、そーだね」


 くすくすと笑い、スバルは不意に立ち止まった。まだ空を見上げている。そんな見上げ続けて首痛くないのか? 釣られてあたしも空を見上げると、さっきより灰色が濃くなっているような雪雲が出迎えてくれた。んー……段々と降ってる雪も激しくなってきてるし、この様子だと積もりそう…かな?
 良かったな、と口にしようとしたら相変わらず空を見上げたままスバルが小さく何かを呟いた。それは多分、普通の人なら聞き取れなかっただろう。でも、あたしの耳はその言葉を一字一句間違えずにきちんと聞き取ってくれた。



『あっちも雪とか降ってるのかな』



 ……こいつはまったく。
 その言葉の意味を理解してあたしは半眼になってスバルを見た。
 今だ空を見上げ続けているその背中。何を熱心に見てるのかと思えば、空のその先を見ていたのか。


「ほんと、お前はあの人が大好きだな」
「ん? あれ、聞こえてた?」
「ばっちりくっきりと」


 戦闘機人の聴力舐めんなよ?


「常に思考の片隅…いや、大半を占めてるだろ」
「そりゃあねー。大事な人の事だもん」


 あははと不抜けまくった笑顔。うわ、何か今無性にお前を殴りたい。


「もう、そんな事言わないでよー」
「あのな、身内の惚気話を聞かされるの程苦痛なモノは無いんだぞ? って、ひっつくなこらっ」


 腕に抱きついてきたスバルを引き剥がそうとする。何? 寒いからいいじゃん? だからってこんな往来で抱きつくなよ。恥ずかしいだろうがっ。


「まぁまぁ。たかが姉妹のスキンシップなんだからそんなに恥ずかしがらないでよー」
「無理だ! あたしにとっちゃたかがじゃないんだよっ。いいから離せって!」


 やーだよー、なんて可愛い声とは裏腹に腕に絡む拘束はめっちゃ固い。すんごい固い。ええい、このっ! ささっと離せってば! ほら、通りすがりの人達が笑ってるじゃないかっ。 え? 仲良い姉妹ねって……違っ。いや、違わないけどとにかくマジで恥ずかしいから早く離れろよこらぁっ!!
 うがっーなんて自分でも良く分からない声と共に必死にスバルを引き剥がすべく抵抗しまくる。抵抗しまくったけど……五分くらいして何か馬鹿らしくなってきて諦めた。ははは、もう好きにしろーっての。
 最初からそうしとけばいいのに、なんて苦笑してスバルはあたしの腕に抱きついたまま歩き出した。うっせーやい。こっちにだって意地(?)があるんだよ。


「あっちも寒かったりして風邪引いてたりしてたら、やだなぁ」
「……お前じゃあるまいし。あの人なら自己管理ぐらいきっとしっかりやってるって」
「そうかな?」
「そうだよ。……ていうか、なんで今更そんな事言い出すんだよ。もう渡航に出てから二週間ぐらい経ってるだろう?」
「んー」
「………」
「………」
「……もしかして、寂しくなってきた?」
「……あ、分かっちゃった?」


 だって顔にそう描いてある。
 呆れた声音でそう言ってやれば、スバルは何とも言えない複雑な表情を浮かべた。


「これより長い渡航もあったろうが。今回はええっと…確か四週間くらいだったか? どうしたんだよ、いきなり」
「うん……まぁ、慣れてるんだけどねぇ。慣れてるけど、なーんか急に寂しくなっちゃって…」


 この雪と寒さのせいかな? なんて呟いて、スバルは苦笑した。
 ……なんだよ湿っぽい。それにそんな繊細などこぞの乙女のような思考、非常にお前らしくない。
 そう強く思ったから、気付けばこんな言葉を口にしていた。


「―――かまくら」
「ふぇ?」
「今度、もう一回雪降ったらあの人も誘ってデッカイかまくら作ろう」
「でも、作るの大変って…」
「だからこの雪で練習するんだよ。幸い積もりそうな勢いになってきたし、それで作り方を覚えればいい。んで、あの人―――ティアナに、今度はお前が教えながら作るんだ。一緒に作るの、きっと楽しいぜ?」
「………」
「まぁ、その、なんだ。だからそれを糧にしてだな、ティアナが帰ってくるまで頑張れというかなんというか…」


 もごもご。言ってるうちに何だか恥ずかしくなってきて言葉尻が小さくなる。
 スバルはあたしの言葉にぽかんと驚いたような顔をしていて、それから意味を理解したのか次にその表情をニヤニヤしたものに変えて……って、んん?


「ノーヴェ…もしかして、慰めてくれてる?」
「ばっ…ちげーよ! お前がなんからしくない事言ってるからムカついただけでだな…!」
「そっかー。心配してくれたんだ」
「だからそんなんじゃないって言ってるだろ!?」


 話を聞けこの馬鹿姉貴!! だーもうっニヤニヤすんじゃねぇっ殴るぞこらていうかもう殴ってもいいよなこいつっ!?


「くすくす…ごめんごめん。そんなに怒らないで」


 くしゃくしゃとあたしの頭を撫でて、スバルはその翡翠を柔らかく細めてあたしの名前を呼ぶ。


「ノーヴェ」
「あんだよ」
「ありがとう」


 見上げた先にはいつものほにゃっとしたこいつ独特の笑顔があって。
 その表情に、先程寂しいと言っていた時の影みたいな物がもう無いのを確認して、あたしはそっぽを向いてこう返した。


「どういたしまして」












fin













おまけ







 ―――その日の夜、ナカジマ家・あたしの部屋にて。







「えーっとティアナの番号は…」


 ピピッ


 パネルを操作してティアナを呼びだす。
 数コール待って、ディスプレイに映し出されたのは風呂上りだろうな格好のティアナだった。


『――はい。もしもし、ノーヴェ?』
「よーっすティアナ。ごめんないきなり。今平気か?」
『ええ、別に大丈夫よ。どうしたの?』


 わしわしとタオルで濡れた髪を拭きながら不思議そうに首を傾げるティアナ。
 まぁ、そうだよな。あたしが渡航中のティアナにこうやって連絡するのって珍しいもんな。


「んーいや、ちょっとティアナの近況を聞きたいというか、寂しがってるのがいるというか」
『………とりあえず渡航の方は順調よ。このまま行けば予定通りに帰れるわ。で、寂しがってるって?』
「そうか、それは良かった。や、何か慣れてる筈なのに変に寂しがっててだな。本人は雪と寒さのせいとか言ってたけど」
『…何その理由』


 呆れた顔。あたしも心底そう思う。


「さあ? まぁ、一応あたしが慰めてやったけど…でもやっぱお前の方が適任だと思ったから連絡した」
『……もう、あのおバカ。ん、りょーかい。後で連絡しとく』
「おう、頼むな」


 それからいくらか他愛もない話をして、そろそろ切った方がいいかなーと思案し始めた頃、ふと思い立ったので質問してみる事にした。


「そういやティアナ」
『何?』
「あいつが言ってたんだけど、渡航中って映像通信禁止って約束してメールだけでやりとりしてるってホントか?」
『ええ』
「なんでだ? そりゃ、任務内容によっちゃ映像どころかメールも禁止って時があるだろうけど、なんで大丈夫な任務の時も禁止にしてるんだ?」
『………だって』
「だって?」


 ふいっと視線をあたしから外して、ティアナはもごもごと小さく何事かを呟く。
 普通の人なら絶対聞き取れなかっただろうそれを、昼間の時のようにあたしの耳は見事にその言葉を拾い上げてあたしの脳に運んでくれる。あれ、何か展開が昼間の"アレ"と滅茶苦茶似てないかおい?
 きっと聞き間違いだろうそうに違いない。いや聞こえただろうと思考の片隅でそんな声が聞こえるけどお黙りなさい。
 はい、ティアナ。さっきの言葉わんもあぷりーず。きっとあたしの聞き間違いだよな? な?
 あたしの催促にティアナは頬を少し赤く染めて、


『―――だって、直接顔とか見ちゃったらどうしようもなく会いたくなってくるじゃない』


 なんて、先程この耳が拾った言葉と一字一句まったく同じ言葉を仰ってくれやがった。
 ………ティアナ。




 お ま え も か。





「―――うん、とりあえずティアナ。帰ってきたら一発殴らせろいやもう殴る絶対殴るぞうん決まり」
『え、ちょ、何それていうか決定事項になってる!?』
「まったくお前ら二人は人に惚気ばっかり言いやがって」
『ちょっとノーヴェ!??』


 心底焦った顔をしているティアナに、あたしは表面は怒った風を装いながら、内心ではさてどうからかってやろうかとにんまりとほくそ笑む。
 ―――まぁ、なかなか良好な関係を築けてるようで。我が姉貴ながら、中々やるじゃん?
 惚気は勘弁だけど、垣間見える二人の親密さに、しょーがないからデコピンぐらいにしといてやろうかなぁと思った。







今度こそfin.










ね? 甘くないでしょ?
ていうか甘いの基準が分かんなくなってます。あと文も前と違って色々変わってます。自然とこうなった。分かるかな?

まぁ、のんびりまったりマイペースに勘を取り戻しつつ執筆頑張っていきますので、どうかよろしくお願い致しますm(_ _)m



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2011.03.21 / Top↑
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